“おおみず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洪水55.2%
大水27.6%
大洪水17.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あたし半ちゃんに会うまえは、世の中も人間も、ただ憎くて憎くて、みんな洪水おおみずで流されるか、火にでも焼かれてしまえって思っていたの」
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
人間に対する用意は、まず畳を上げて、ふすま障子しょうじ諸財一切しょざいいっさいの始末を、先年せんねん大水おおみずの標準によって、処理し終った。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そのあくる年の夏、橘之助は京都の大洪水おおみずで、夫の圓と死んでしまった。
随筆 寄席囃子 (新字新仮名) / 正岡容(著)