“たいすゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大水33.3%
大酔33.3%
大醉33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六年には東北に螟虫めいちゆうが出来る。海嘯つなみがある。とう/\去年は五月から雨続きで、冬のやうに寒く、秋は大風たいふう大水たいすゐがあり、東北をはじめとして全国の不作になつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
同じ事でもめうなもので、料理茶屋れうりぢややから大酔たいすゐいた咬楊子くはへやうじなにかでヒヨロ/\すぐ腕車くるまに乗るなどは誠に工合ぐあひよろしいが、汁粉屋しるこやみせからはなんとなく出にくいもの、汁粉屋しるこやでは気遣きづかひはない
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
天滿與力てんまよりき何某なにがしが、門前もんぜん旅籠屋はたごやとまり、大醉たいすゐして亂暴らんばうし、拔刀ばつたう戸障子としやうじやぶつたが、多田院ただのゐん寺武士てらざむらひ劍術けんじゆつらないので、おさへにくことも出來できなかつたといふはなし
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)