“瓊子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまこ75.0%
けいこ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元弘の初め、世の乱れはべりしに思ひわび、様など変へけるよし聞いて、瓊子たまこ内親王へ申しつかはしける
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この大納言(藤原為世)のむすめ、為子の君とて、坊(東宮)のおん時、かぎりなくおぼされたりし御腹に、一ノ御子みこ尊良たかながにょさんノ御子(瓊子たまこ)、法親王(尊澄たかずみ)など、あまたものし給ふ
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上から順に、淳子あつこ一彦かずひこ瓊子けいこ稔子としこである。まことにむずかしい名前ばかりつけたもので、今ならば、区役所で、出生届けを突き返されてばかりいなければならない。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)