“によ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
似寄52.6%
21.1%
10.5%
5.3%
呻吟5.3%
5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は寺男か住職かどちらかが石川五郎の写真に似てはいないかと、二人の顔を代わる代わるじっと見つめましたが、少しも似寄によったところはありませんでした。
墓地の殺人 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
生み、あやめ、疼き、によ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
妻子めこどもは によび泣くらむ
日本の美 (新字新仮名) / 中井正一(著)
わたくしは進んでどう云ふ筋の親戚かと云ふことをも知りたくなつた。数日の後の事である。偶然六によの詩集を飜して見てゐると、「寄題波響楼」の長古が目に触れた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「酔花墨川隄。吟月椋湖船。叉手温生捷。露頂張旭顛。」其自註を検すれば、第一は犬塚印南いんなん、伊沢蘭軒、第二は蠣崎波響かきざきはきやう、僧六によ、第三は橋本螙庵とあん、第四は倉成竜渚くらなりりゆうしよである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
夕顏は呻吟によびぬ、低に。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
「支那の始皇帝の侍医であつた徐福が童なんによ六百人をれてつて日本の文明を開いた」とう云ふ調子ですべてが書かれて居たのでがつかりした。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)