“蠣崎波響”の読み方と例文
読み方割合
かきざきはきやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舟遊には犬冢印南いぬづかいんなんと茶山との両先輩の下に、蠣崎波響かきざきはきやう、木村文河ぶんか釧雲泉くしろうんせん、今川槐庵及蘭軒が来り集つた。しかし誰が何時此遊を企てたか未詳であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
次は狩谷棭斎えきさいの店津軽屋と筑前船との事、塙保己はなはほき一から取り寄せる書籍の残の事、蠣崎波響かきざきはきやうへ文通の事である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「酔花墨川隄。吟月椋湖船。叉手温生捷。露頂張旭顛。」其自註を検すれば、第一は犬塚印南いんなん、伊沢蘭軒、第二は蠣崎波響かきざきはきやう、僧六によ、第三は橋本螙庵とあん、第四は倉成竜渚くらなりりゆうしよである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)