“棭斎”の読み方と例文
読み方割合
えきさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒が泉豊洲の門下にあつた時、同窓の友には狩谷棭斎えきさい、木村文河ぶんか、植村士明、下条寿仙げでうじゆせん、春泰の兄弟、横山辰弥等があつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
晩年一部の好書家が棭斎えきさい展覧会を催したらドウだろうと鴎外に提議したところが、鴎外は大賛成で、博物館の一部を貸してもイイという咄があった。
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
我国における考証学の系統は、海保漁村に従えば、吉田篁墩よしだこうとんが首唱し、狩谷棭斎えきさいがこれに継いで起り、以て抽斎と枳園とに及んだものである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)