“吉田篁墩”の読み方と例文
読み方割合
よしだこうとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我国における考証学の系統は、海保漁村に従えば、吉田篁墩よしだこうとんが首唱し、狩谷棭斎えきさいがこれに継いで起り、以て抽斎と枳園とに及んだものである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
即ち経籍の古版本こはんぼん、古抄本をさぐもとめて、そのテクストをけみし、比較考勘する学派、クリチックをする学派である。この学は源を水戸みと吉田篁墩よしだこうとんに発し、棭斎がそののちけて発展させた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)