“金科玉条”の読み方と例文
読み方割合
きんかぎょくじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その通りだ。そこで俺は三十七を金科玉条きんかぎょくじょうとしている。八以上は困ると言ってあるのに、青山君の奥さんは四十三のふとちょを持って来たんだ」
人生正会員 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
またマルクスが金科玉条きんかぎょくじょうと頼む他の基本説も完全な真理ではない。少くも公理同様に扱ってもよい程度のものでない。
そして、この凡有ゆる物への冷酷な無関心に由って、結局凡有ゆる物を肯定する、という哀れな手段を、ファルス作家は金科玉条きんかぎょくじょうとして心得ているだけである。
FARCE に就て (新字新仮名) / 坂口安吾(著)