“行燈袴”の読み方と例文
新字:行灯袴
読み方割合
あんどんばかま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この伯母さんは、女学校を出て、行燈袴あんどんばかま穿いて、四円の月給の小学教師になったので、私の母から姉妹きょうだいの縁を切るといわれたひとだ。
「どちらへ。」「深川様のお邸まで。」「それではお召替遊ばしまし。」「なに、これで可い。」と紫地の行燈袴あんどんばかま、学校行の扮装いでたちそのまま。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
三吉は学校から震えて帰って来て、小倉の行燈袴あんどんばかまのなりで食卓にいた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)