“有明行燈”のいろいろな読み方と例文
新字:有明行灯
読み方割合
ありあけ50.0%
ありあけあんどん37.5%
ありあけあんどう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
椙江を押退けるようにして跳び込んだ又平、居間へ駆けつけると、有明行燈ありあけの光のなかに五人の武士が、いずれも抜きつれて主人を取巻いている。
半化け又平 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そして、ぼうとなった彼女のひとみは、目の前の有明行燈ありあけあんどんに、こんな文字が書かれてあるのを、読む気力もなく見つめました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
枕もとの有明行燈ありあけあんどうは消えているので、その物のすがたは見えなかったが、お此は咄嗟のあいだに覚った。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)