“ありあけあんどん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有明行灯50.0%
有明行燈50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はしたのかねと共に酒席の後片付けをしてから、酔い覚めの水を持って小房が寝所へ入って行くと、暗くしてある有明行灯ありあけあんどんの光の下で、辰之助がふっと夜具の中から笑顔を見せた。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
枕元の有明行燈ありあけあんどんが消えなんとしていた。人はいなかった。次の間に誰やらの鼾声いびきが聞える。看護づかれの人々が、帯を解かずにごろ寝していた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)