トップ
>
有明行灯
>
ありあけあんどん
ふりがな文庫
“
有明行灯
(
ありあけあんどん
)” の例文
旧字:
有明行燈
しばらく待ってみても容易にふたたび顔を出さない。蒲団の更紗へ
有明行灯
(
ありあけあんどん
)
の
灯
(
あかり
)
が
朧
(
おぼろ
)
にさして赤い花の模様がどんよりとしている。
千鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
開けまして、枕元の方へ行きますと、
有明行灯
(
ありあけあんどん
)
の灯で、ぼんやりと見えましたのは、両のこぶしを握りしめている、裸のお由利さんの死骸でございました
乳を刺す:黒門町伝七捕物帳
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
婢
(
はした
)
のかねと共に酒席の後片付けをしてから、酔い覚めの水を持って小房が寝所へ入って行くと、暗くしてある
有明行灯
(
ありあけあんどん
)
の光の下で、辰之助がふっと夜具の中から笑顔を見せた。
柿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
灯
常用漢字
小4
部首:⽕
6画
“有明行”で始まる語句
有明行燈