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行燈袴
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あんどんばかま
ふりがな文庫
“
行燈袴
(
あんどんばかま
)” の例文
新字:
行灯袴
この伯母さんは、女学校を出て、
行燈袴
(
あんどんばかま
)
を
穿
(
は
)
いて、四円の月給の小学教師になったので、私の母から
姉妹
(
きょうだい
)
の縁を切るといわれた
女
(
ひと
)
だ。
旧聞日本橋:15 流れた唾き
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「どちらへ。」「深川様のお邸まで。」「それではお召替遊ばしまし。」「なに、これで可い。」と紫地の
行燈袴
(
あんどんばかま
)
、学校行の
扮装
(
いでたち
)
そのまま。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
三吉は学校から震えて帰って来て、小倉の
行燈袴
(
あんどんばかま
)
のなりで食卓に
就
(
つ
)
いた。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
のみならず同氏が地謡に座って謡いながら翁の前で
行燈袴
(
あんどんばかま
)
をまくって、毛ムクジャラな尻から太股まで丸出しにして
痒
(
かゆ
)
い処をバリバリと掻きまわるような事があっても翁は見ないふりをしていた。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
三吉は小倉の
行燈袴
(
あんどんばかま
)
を脱捨てて、
濡縁
(
ぬれえん
)
のところへ足を投出した。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
燈
部首:⽕
16画
袴
漢検準1級
部首:⾐
11画
“行燈”で始まる語句
行燈
行燈部屋
行燈型
行燈建
行燈形
行燈絵
行燈切籠