“なんじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナンジ
語句割合
65.0%
14.4%
何時13.3%
難事1.9%
1.5%
0.8%
0.4%
何字0.4%
0.4%
吾女0.4%
(他:4)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人々ひとびとこころせよ、それはなんじらを衆議所しゅうぎしょわたし、会堂かいどうにてむちうたん。
斜陽 (新字新仮名) / 太宰治(著)
これうものは汝等なんじらにあらず、うちにありていたまうなんじらのちちれいなり。
斜陽 (新字新仮名) / 太宰治(著)
なんじ将士、燕王と対塁するも、務めてこのを体して、ちんをして叔父しゅくふを殺すの名あらしむるなかれと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それにはなんじ婚姻を問う、只香勾こうこうを看よ、破鏡重ねてまどかなり、悽惶好仇せいこうこうきゅうと書いてあった。
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
志願兵殿しぐわんへいどの何時なんじでありますか‥‥」と、背後うしろから兵士へいし一人ひとりたづねた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
「もうこれで一刻もぐずぐずしておれない。」と警視は言った。「今何時なんじだ? 二時半か。それは七時だったな。」
これは伊賀流いがりゅうしのびをほこる半助にも、木隠にも、おそろしい難事なんじだろうと思われる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
したがつていづれの家庭かていつても老者らうしや壯者さうしやとのあひだにはてん調和てうわ難事なんじである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
なんじがもしこれ以上この道の蘊奥うんのうを極めたいと望むならば、ゆいて西のかた大行たいこうけんじ、霍山かくざんの頂を極めよ。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)
大音に呼ばわっていわく、なんじ悪猴わるざる今我をいかんとするや。
子曰く、ゆうや、なんじに之を知るをおしえんか。之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなりと。——為政篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
子曰く、賜や、なんじわれを以て多く学びて之を識る者と為すかと。ことえて曰く、然り、非なるかと、曰く、非なり。われ一以て之を貫くと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
なんじすねあり、伱、歩むべし、伱、手あり、伱、捉る可しである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
二十何字なんじを覚えて仕舞しまうにも余程手間がかかったが、学べば進むの道理で、次第々々に蘭語のつづりわかるようになって来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
時に夫、得おわって、その妻に告げていわく、なんじは天女のわれに宝を賜うがごとし、汝この宝を蔵せるをわれなお知らず、いわんやまた他人においておや
きょうす。顔渕後れたり。子曰く、吾女なんじを以て死せりと為せりと。曰く、子います。回や何ぞ敢て死せんと。——先進篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
女すなわち答えていわく、われ能わざるなり、汝もしよく我子われの金蔵を示さば、然るのちにすなわちまさに速やかに汝のためにすべし、と。この人またいわく、われ方便を知る、よく汝子なんじに示さん、と。女人答えていわく、わが家大小ともなおみずから知らず、いわんや汝よく知らんや、と。
「神は汝爾なんじの心の裡にある」といった宗教の教えは同じことを述べているのです。
民芸の性質 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
且つなんじその人をくるの士に従わんより、豈に世をくるの士に従うに若かんやと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ここおいテ項王すなわチ悲歌慷慨こうがいシ自ラ詩ヲつくリテいわク「力山ヲ抜キ気世ヲおおフ、時利アラズ騅カズ、騅逝カズ奈何いかんスベキ、虞ヤ虞ヤなんじ奈何いかニセン」ト。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)