“汪洋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうよう90.9%
わうやう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岸に近い所は、もう一帯に薄い氷が張りつめ、中流の、汪洋おうようと流れている部分にも、かなりな大きさの氷の塊がいくつか漂っていた。
虎狩 (新字新仮名) / 中島敦(著)
甚兵衛ははっと平伏したが、その心のうちにはなんとも知れぬ、感情が汪洋おうようとして躍り狂った。彼はやっと心を静めて
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
汪洋わうやうたる生命の諧調を合すであらう。
愛は、力は土より (新字旧仮名) / 中沢臨川(著)