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『茴香』
ふりがな文庫
『
茴香
(
ういきょう
)
』
なが月下浣の日のゆふべ、 山下岩根垂る水の 玉のしづくに核ぐみて、 かつ熟みこぼし斎ひつゝ、 風に額づく茴香の あゝ姉妹の二人もとよ。 化石もすらむ秋の木は 骨立ち強に呼吸つまり、 天つ御法のおん宣告に、 拗ねては、櫨も葉こそ縒れ、 孕婦な …
著者
末吉安持
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
強
(
ごは
)
姉妹
(
おとゞび
)
茎
(
くも
)
足
(
あ
)
軟
(
なよ
)
悩
(
な
)
伴
(
つれ
)
斎
(
いは
)
地
(
ぢ
)
額
(
ぬか
)
宣告
(
つげ
)
孕婦
(
はらみめ
)
茴香
(
うひきやう
)
憐
(
あはれ
)
櫨
(
はぢ
)
顔
(
がお
)
下浣
(
すゑ
)
骨立
(
ほねだ
)
核
(
さね
)
化石
(
くわせき
)
弘誓
(
ぐせい
)
御法
(
みのり
)
飢
(
う
)
風
(
かぜ
)
呼吸
(
いき
)
山下
(
やました
)
岩根
(
いはね
)
赤蟻
(
あかあり
)
木
(
き
)
悩
(
なや
)
色
(
いろ
)
縒
(
よ
)
秋
(
あき
)
熟
(
う
)
湿
(
しめ
)
拗
(
す
)
月
(
つき
)