“錦帯”の読み方と例文
読み方割合
きんたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
錦帯きんたい橋まで出かけて行ったが、帰って来てから、幸子は何か忘れ物をしたようで、今年ばかりは春らしい春にわないで過ぎてしまうような心地がし、又貞之助を促して京都に出かけて
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
去年この姉妹に悦子を連れて錦帯きんたい橋へ花見に行った時、三人を橋の上にならべて写真を撮ったことがあって、その時んだ彼の歌に、———美しき姉妹おとどい三人みたり居ならびて写真とらすなり錦帯橋の上
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)