“下学集”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かがくしふ50.0%
かがくしゅう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(後の板もあり)さて和名抄ありて后五百年ちかくをへて文安年中下学集かがくしふといふ字書じしよありき、これも元和三年はじめて板本となりたり。
新撰字鏡に鮭の字をいだしゝはせいけいと字のあひたるを以て伝写でんしやあやまりをつたへしもしるべからず。けい河豚ふぐの事なるをや。下学集かがくしふにもさけ干鮭からさけならいだせり。
下学集かがくしゅう』上、鶏一名司晨ししん云々、日本にて木綿付鳥ゆうつけどり、あるいはいわく臼辺鳥うすべどり、これは臼の辺に付けまつわって米を拾うからの名であろう。
次に『下学集かがくしゅう』にも杜若がカキツバタと成っている。これで観るとカキツバタを杜若であるとしたのは中々旧い事である。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)