“細妙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くはしき50.0%
くはし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧福をいはず、ひたすら善をまん人は、その身に来らずとも、子孫はかならず幸福さいはひべし。一〇三宗廟そうべうこれをけて子孫これをたもつとは、此のことわりの細妙くはしきなり。
寺務じむいとまある日はうみに小船をうかべて、網引あびきつりする泉郎あまに銭をあたへ、たる魚をもとの江に放ちて、其の魚の遊躍あそぶを見ては画きけるほどに、年を細妙くはしきにいたりけり。
一一六あながちほとけをたふとむ人の、歌のこころ細妙くはしからぬは、これほどのあやまりは幾らをもしいづるなり。足下そこは歌よむ人にもおはせで、此の歌のこころあやしみ給ふは一一七用意よういある事こそと、あつでにける。