“あるとき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
或時77.1%
某時12.9%
一時8.6%
有時1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小児せうにの如くタワイなく、意気地いくぢなく、湾白わんぱくで、ダヾをこねて、あそずきで、無法むはふで、歿分暁わからずやで、或時あるときはおやま大将たいしやうとなりて空威張からゐばりをし
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
某時あるとき、村で水莽の毒にあたって死んだ者があったが、死んで間もなく蘇生した。村の者はそれを不思議がった。すると祝が言った。
水莽草 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
一時あるときは先立ちて園生そのうをそぞろあるきしたまうことあり。さる折には、われ家を出づる時、心の急がざることあらざりき。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
云ひければをりふれては無理なる難題なんだいをも云掛いひかけなどしてほとんこまり入りしとかや又有時あるとき長庵來りて毎時いつもの通り種々いろ/\無心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)