“ひといき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一息59.6%
一呼吸37.2%
一時1.1%
一機1.1%
一気息1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあいだ、ガンたちは荘園しょうえんの上をいったりきたりして、犬の言うことを聞いていましたが、犬が一息ひといきつきますと、こうさけびました。
飛脚が一呼吸ひといきつく間もなくつぎの狼がまた頭をだした。その狼も飛脚の刀を浴びて下に落ちた。それでも次の狼は懲りずに上へあがろうとした。
鍛冶の母 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
呼吸いきを吹いたつらを並べ、手を挙げ、胸をたたき、こぶしを振りなど、なだれを打ち、足ただらを踏んで、一時ひといきに四人、摺違すれちがいに木戸口へ、茶色になっていて出た。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
危険々々けんのんけんのん、ほんの一機ひといきでこの石の通りになる処、馬鹿力の強い奴だ。と舌を巻きしが
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「さあ、これで、もう、大丈夫だ。此所で一気息ひといきこうじゃないか」