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作
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おこ
ふりがな文庫
“
作
(
おこ
)” の例文
思慮分別の意識からさうなるのでは無く、自然的な極めて力強い餘儀ないやうな感情に壓せられて勇氣の振ひ
作
(
おこ
)
る餘地が無いのである。
水害雑録
(旧字旧仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
子、魯の大師に
楽
(
がく
)
を
語
(
つ
)
げて曰く、楽は其れ知るべきなり。始めて
作
(
おこ
)
すとき
翕如
(
きゅうじょ
)
たり。之を
従
(
はな
)
てば純如たり。
皦如
(
きょうじょ
)
たり。
繹如
(
えきじょ
)
たり。以て成ると。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
某
(
それ
)
の年の
大晦
(
おほつごもり
)
に常三郎の心疾が
作
(
おこ
)
つて、母益は慰撫のために琴を弾じて
夜闌
(
やらん
)
に及んだことさへあるさうである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
(七〇)
同明
(
どうめい
)
相照
(
あひてら
)
し、
(七一)
同類
(
どうるゐ
)
相求
(
あひもと
)
む。
雲
(
くも
)
は
龍
(
りよう
)
に
從
(
したが
)
ひ、
風
(
かぜ
)
は
虎
(
とら
)
に
從
(
したが
)
ふ。
(七二)
聖人
(
せいじん
)
作
(
おこ
)
つて
萬物
(
ばんぶつ
)
覩
(
み
)
る。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
もし『孟子』にいうごとく「王者の
迹
(
あと
)
熄
(
や
)
みて詩亡び、詩亡びて
然
(
しか
)
る後に春秋
作
(
おこ
)
れり」(『孟子』離婁下)であるならば、孔子の時には詩は亡んでいたのである。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
▼ もっと見る
黄州禅智寺に宿せしに、寺僧皆な在らず、夜半雨
作
(
おこ
)
り、尚ほ此の詩を
記
(
おぼ
)
ゆ。故に一絶を作る
放翁鑑賞:07 その七 ――放翁詩話三十章――
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
道徳の旨を知らず、
雕飾
(
ちゅうしょく
)
綴緝
(
てっしゅう
)
して、以て新奇となし、歯を
鉗
(
かん
)
し舌を
刺
(
さ
)
して、以て簡古と為し、世に
於
(
おい
)
て加益するところ無し。是を
文辞
(
ぶんじ
)
の
蠹
(
と
)
という。四者
交々
(
こもごも
)
作
(
おこ
)
りて、聖人の学
亡
(
ほろ
)
ぶ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
葛かつて酒を被り、たまたまその肆に坐し、手に
信
(
まか
)
せて繙閲す。一夕民家火
作
(
おこ
)
り、およそあるところの物、文書をあわせてみな燼す。物主競い来たりて、数倍の売償を求む。民もって質験するなし。
失うた帳面を記憶力で書き復した人
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
同じき明光は互に相照らし、類を同じうする者は互に相求め、龍興れば雲之に從ひ、虎嘯けば風を生ずるが如く、聖人
作
(
おこ
)
るときは天地の萬物皆其徳光を瞻仰す。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
しかし此詩はわたくしに奇なる感を
作
(
おこ
)
さしめた。それは大樹は唐朝にして長藤は宦官だと
謂
(
おも
)
つたのである。平生わたくしは詩を読んで強ひて寓意を尋窮することを好まない。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
斯
(
この
)
人
(
ひと
)
作
(
おこ
)
す
可
(
べ
)
からず
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
俊の病は今これを
詳
(
つまびらか
)
にすることが出来ぬが、此冬
疾
(
やまひ
)
の
作
(
おこ
)
つた初に、俊は自ら起つべからざるを知つて、辞世の詩歌を草し、これを渋江抽斎の妻
五百
(
いほ
)
に
似
(
しめ
)
した。五百は歌を詠じて慰藉した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“作”を含む語句
動作
造作
所作
作物
作用
作家
細作
製作
耕作
作者
小作
作業
雑作
戯作
無作法
作品
作為
大作
手作
悪作劇
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