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鉗
ふりがな文庫
“鉗”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つぐ
28.6%
はめ
28.6%
かん
14.3%
はさ
14.3%
はさみ
14.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぐ
(逆引き)
といひかかるを、奥様目顔で制したまへば、老女は本意なげに口を
鉗
(
つぐ
)
みたれどさすがに老の繰言止め難くや、更に詞を
更
(
あらた
)
めて
磯馴松
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
鉗(つぐ)の例文をもっと
(2作品)
見る
はめ
(逆引き)
此
混堂
(
ゆや
)
に
続
(
つゞ
)
きて
厨処
(
だいどころ
)
あり、
灶
(
かまど
)
にも穴ありて地火を引て物を
烹
(
にること
)
薪
(
たきゞ
)
に同じ。次に中の
間
(
ま
)
あり、
床
(
ゆか
)
の下より
竹筩
(
たけつゝ
)
を出し、口には一寸ばかり
銅
(
あかゞね
)
を
鉗
(
はめ
)
て火を
出
(
いだ
)
さしむ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
鉗(はめ)の例文をもっと
(2作品)
見る
かん
(逆引き)
道徳の旨を知らず、
雕飾
(
ちゅうしょく
)
綴緝
(
てっしゅう
)
して、以て新奇となし、歯を
鉗
(
かん
)
し舌を
刺
(
さ
)
して、以て簡古と為し、世に
於
(
おい
)
て加益するところ無し。是を
文辞
(
ぶんじ
)
の
蠹
(
と
)
という。四者
交々
(
こもごも
)
作
(
おこ
)
りて、聖人の学
亡
(
ほろ
)
ぶ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
鉗(かん)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
はさ
(逆引き)
熊野の勝浦などで、以前は猴が磯に群集し蟹を採り食うに石でその殻を打ち破った。しばしば螫で
鉗
(
はさ
)
まれ叫喚の声耳に
喧
(
かまびす
)
しかったと古老から聞いた。しかるに予幼時
直
(
すぐ
)
隣りの家にお徳という牝猴あり。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
鉗(はさ)の例文をもっと
(1作品)
見る
はさみ
(逆引き)
支那では余り
希有
(
けう
)
な事でないらしく、おどけ半分に異史氏が評して馬万宝善く人を用ゆる者というべし。児童
蟹
(
かに
)
を面白がるが
鉗
(
はさみ
)
が
畏
(
おそ
)
ろしい。因って鉗を断ちて飼う。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
鉗(はさみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
鉗
漢検1級
部首:⾦
13画
“鉗”を含む語句
鉗子
鉗鎚
耳鉗
金鉗
“鉗”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
南方熊楠
清水紫琴
二葉亭四迷
幸田露伴