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『水害雑録』
ふりがな文庫
『
水害雑録
(
すいがいざつろく
)
』
臆病者といふのは、勇氣の無い奴に限るものと思つて居つたのは誤りであつた。人間は無事を希ふの念の強よければ、其の強いだけそれだけ臆病になるものである。人間は誰とて無事を希ふの念の無いものは無い筈であるが、身に多くの係累者を持つた者、殊に手足ま …
著者
伊藤左千夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ホトヽギス 第十四巻第二号」1910(明治43)年11月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
自
(
おのづ
)
通
(
とほり
)
作
(
おこ
)
現
(
うつゝ
)
分
(
ぶ
)
手傳
(
てつだい
)
激
(
たぎ
)
有所
(
あらゆる
)
搖
(
ゆら
)
雞
(
とり
)
豪雨
(
がうう
)
突上
(
つきあげ
)
方面
(
はうめん
)
床
(
ゆか
)
外
(
そと
)
並
(
なみ
)
形許
(
かたばか
)
母娘
(
おやこ
)
洋燈
(
ランプ
)
家
(
うち
)
夢
(
ゆめ
)
町中
(
まちなか
)
町内
(
ちやうない
)
夜
(
よ
)
群
(
むれ
)
只管
(
ひたすら
)
降通
(
ふりとほ
)
一夜
(
ひとよ
)
題名が同じ作品
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)