“びょうぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
屏風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この紙きれは、これは確かに奈良朝ものですよ、古手屋の屏風びょうぶの破れにほの見えたのを、そのまま引っぺがさせて持って来たのだ」
大書院の一隅に、屏風びょうぶがある。一双全面にわたり、日本全国の地図が金泥きんでいのうえに描かれてあった。秀吉は、それへ眼をやるとふと
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
故郷の家で、お祖母様ばあさまのお部屋に、錦絵にしきえ屏風びょうぶがあった。その絵に、どこの神社であったか知らぬが、こんな瑞垣たまがきがあったと思う。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)