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艫綱
ふりがな文庫
“艫綱”の読み方と例文
読み方
割合
ともづな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともづな
(逆引き)
重い荷物を白鮫号に積み込んだ私達は、この吹き溜りには風がないので、岸伝いに白鮫号の
艫綱
(
ともづな
)
を引っ張って、風のある入江の口までやって来た。
死の快走船
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
栄三郎がプッツリと
艫綱
(
ともづな
)
を切って放すと、岸にののしる左膳らの声をあとに、満々たる潮に乗って舟は中流をさした。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
おいおい、その綱を切つちやいかん。死なばもろとも、夫婦は二世、切つても切れねえ
縁
(
えにし
)
の
艫綱
(
ともづな
)
、あ、いけねえ、切つちやつた。助けてくれ! おれは泳ぎが出來ねえのだ。白状する。
お伽草紙
(旧字旧仮名)
/
太宰治
(著)
艫綱(ともづな)の例文をもっと
(5作品)
見る
艫
漢検1級
部首:⾈
22画
綱
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“艫”で始まる語句
艫
艫舵
艫櫓
艫寄
艫櫂
艫舳
艫先
艫幕
艫擢
艫板
“艫綱”のふりがなが多い著者
大阪圭吉
林不忘
有島武郎
太宰治