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『参宮がえり』
ふりがな文庫
『
参宮がえり
(
さんぐうがえり
)
』
明治五年比の晩春の夕方、伊良湖岬の手前の磯に寄せて来た漁船があった。それは参宮帰りの客を乗せたもので、五十前後に見える父親と、二十歳位になる忰の二人伴であった。 舟は波のうねりのすくない岩陰に繋がれて陸へは橋板が渡された。その舟には顔の渋紙 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約25分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
喫
(
くっ
)
伴
(
づれ
)
違
(
ちご
)
喫
(
た
)
買
(
かい
)
合
(
あわ
)
己
(
じぶん
)
俺
(
おら
)
却
(
かえっ
)
喫
(
く
)
後
(
うしろ
)
比
(
ごろ
)
良
(
え
)
鶏
(
どり
)
何人
(
だれ
)
兄
(
あに
)
前
(
さき
)
厭
(
いと
)
後
(
のち
)
御膳
(
おぜん
)
微
(
かすか
)
比
(
ころ
)
潮
(
しお
)
煩
(
うるさ
)
盗人
(
ぬすっと
)
竈
(
へっつい
)
角
(
かど
)
買
(
こ
)
蹲
(
しゃが
)
追手
(
おいて
)
一足
(
ひとあし
)
伯父
(
おじ
)
伴
(
つ
)
何時
(
いつ
)
俯向
(
うつむ
)
先
(
ま
)
剥
(
は
)
参宮
(
さんぐう
)
周囲
(
まわり
)
周章
(
あわ
)
咽喉
(
のど
)
唸
(
うな
)
啜
(
すす
)
嘉市
(
かいち
)
嘉平
(
かへい
)
嘲
(
あざけ
)
土瓶
(
どびん
)
執
(
と
)
壮
(
わか
)
奪
(
と
)
女子
(
おなご
)
好奇
(
ものずき
)
姐
(
ねえ
)
姝
(
きれい
)
室
(
へや
)
崖
(
がけ
)
巌丈
(
がんじょう
)
年老
(
としと
)
幾度
(
いくたび
)
幾等
(
いくら
)
後
(
あと
)
微月
(
うすづき
)
微白
(
ほのじろ
)
忰
(
せがれ
)
手燭
(
てしょく
)
拳
(
こぶし
)
掴
(
つか
)
掻
(
か
)
揺
(
ゆ
)
撲
(
なぐ
)
明日
(
あす
)
昨夜
(
ゆうべ
)
暫
(
しばら
)
杯
(
さかずき
)
枕
(
まくら
)
橋板
(
はしいた
)
民
(
たみ
)
水棹
(
みさお
)
注
(
つ
)
点
(
つ
)
焚
(
た
)
燈
(
ひ
)
燗鍋
(
かんなべ
)
甥
(
おい
)
眉
(
まゆ
)
睡
(
ねむ
)
磯
(
いそ
)
磯際
(
いそぎわ
)
素振
(
そぶり
)
繋
(
つな
)
纜
(
ともづな
)
胴
(
どう
)
脣
(
くちびる
)
艪
(
ろ
)
艪柄
(
ろづか
)
艫
(
とも
)
良
(
い
)
苫
(
とま
)
草履
(
ぞうり
)
蒲団
(
ふとん
)