“さけさかな”の漢字の書き方と例文
語句割合
酒肴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まんじ頭巾の男はもう、卓に酒肴さけさかなを並べさせて待っていた。そして、銀子ぎんす二十両ずつ、二た山にして、彼らの卓の鼻先においてある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがておかめが、注文の酒肴さけさかなをはこんで来、二人の膳へ分けて置くと、では用があったら手を鳴らしてくれと云って去った。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
平次は氣輕に挨拶して、いつぞやの月見の宴を開いた母屋おもやの一室に通ると、その晩ほどではなくとも、兎も角一と通りの酒肴さけさかなが待つてゐるのでした。