“大胆者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おちつきもん50.0%
だいたんもの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お寺の天井に居る羅漢様と生き写しの面相つらようで、商売の古道具屋に座って、煙草を吸うておりますうち蜘蛛くもが間違えて巣を掛けよるのを知らずにおったという大胆者おちつきもんで御座います。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一夕いつせき、松川の誕辰たんしんなりとて奥座敷に予を招き、杯盤はいばんを排し酒肴しゆかうすゝむ、献酬けんしう数回すくわい予は酒といふ大胆者だいたんものに、幾分の力を得て積日せきじつの屈託やゝ散じぬ。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)