“だいたんもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大膽者50.0%
大胆者50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つかすてしとは何ごとぞや十兩からは大金たいきんなるぞ夫を何ぞやつかこみらぬ顏して主人の大膽者だいたんものめと有合ありあふ十露盤そろばんおつ取て久八を散々さん/″\打擲ちやうちやくすを側に見て居る千太郎は我が骨節ほねぶし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
種々と申上げたな全體ぜんたいおのれは何と心得居るや汝等夫婦は貧窮ひんきうせまりて困苦こんくするを愍然ふびんに思ひ是迄此段右衞門が樣々さま/″\見繼みついやつた其恩義を忘れし爰な恩知ずの大膽者だいたんものとはおのれがことなり然るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一夕いつせき、松川の誕辰たんしんなりとて奥座敷に予を招き、杯盤はいばんを排し酒肴しゆかうすゝむ、献酬けんしう数回すくわい予は酒といふ大胆者だいたんものに、幾分の力を得て積日せきじつの屈託やゝ散じぬ。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)