酒器さゝへ)” の例文
御縁ごえんに致して願ひまするは此お縁側えんがは霎時しばしの中おかしなされて下さらば酒器さゝへひらきてはら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ヘイ水揚ものも御座りましたが夫も大略あらかた結了かたづいて少のひまを得ましたより參りしわけも外ならず時も彌生やよひの好時節上野隅田すみだの花も咲出さきいで何處も彼所もにぎはふゆゑ貧富ひんぷを問ず己が隨意まゝ割籠わりごを造り酒器さゝへ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)