“結了”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けつりょう75.0%
かたづい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実際その時の私は、自分のなすべきすべての仕事がすでに結了けつりょうして、これから先は威張って遊んでいても構わないような晴やかな心持でいた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
商売人であればその日の取引を残らず結了けつりょうすることであり、一家の主婦なれば一日のあいだにすべき掃除そうじなり料理なりその他おっとに対する義務
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ヘイ水揚ものも御座りましたが夫も大略あらかた結了かたづいて少のひまを得ましたより參りしわけも外ならず時も彌生やよひの好時節上野隅田すみだの花も咲出さきいで何處も彼所もにぎはふゆゑ貧富ひんぷを問ず己が隨意まゝ割籠わりごを造り酒器さゝへ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)