“貧富”の読み方と例文
読み方割合
ひんぷ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴賤きせん貧富ひんぷの外にあるむなしさ、渋さと甘さと濃さと淡さとを一つの茶碗に盛り入れて、あわしるも一緒に溶け合ったような高い茶の香気をかいで見た時は
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
有名なパサデナの邸宅街ていたくがいを通り、御殿ごてんのような建物に、貧富ひんぷ懸隔けんかくにつき、考えさせられることも多かった。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
ゆえに国民が植物に関心を持つと持たぬとによって、国の貧富ひんぷ、したがって人間の貧富が分かれるわけだ。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)