トップ
>
貧富
>
ひんぷ
ふりがな文庫
“
貧富
(
ひんぷ
)” の例文
貴賤
(
きせん
)
貧富
(
ひんぷ
)
の外にあるむなしさ、渋さと甘さと濃さと淡さとを一つの茶碗に盛り入れて、
泡
(
あわ
)
も
汁
(
しる
)
も一緒に溶け合ったような高い茶の香気をかいで見た時は
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
有名なパサデナの
邸宅街
(
ていたくがい
)
を通り、
御殿
(
ごてん
)
のような建物に、
貧富
(
ひんぷ
)
の
懸隔
(
けんかく
)
につき、考えさせられることも多かった。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
ゆえに国民が植物に関心を持つと持たぬとによって、国の
貧富
(
ひんぷ
)
、したがって人間の貧富が分かれるわけだ。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
ヘイ水揚
物
(
もの
)
も御座りましたが夫も
大略
(
あらかた
)
結了
(
かたづい
)
て少の
閑
(
ひま
)
を得ましたより參りし
解
(
わけ
)
も外ならず時も
彌生
(
やよひ
)
の好時節上野
隅田
(
すみだ
)
の花も
咲出
(
さきいで
)
何處も彼所も
賑
(
にぎは
)
ふゆゑ
貧富
(
ひんぷ
)
を問ず己が
隨意
(
まゝ
)
割籠
(
わりご
)
を造り
酒器
(
さゝへ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
権利を
異
(
こと
)
にし、骨肉の縁を異にし、
貧富
(
ひんぷ
)
を異にし、教育を異にし、
理財
(
りざい
)
活計
(
かっけい
)
の
趣
(
おもむき
)
を異にし、
風俗
(
ふうぞく
)
習慣
(
しゅうかん
)
を異にする者なれば、
自
(
おのず
)
からまたその栄誉の
所在
(
しょざい
)
も異なり、利害の
所関
(
しょかん
)
も異ならざるを得ず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“貧富”の意味
《名詞》
貧 富(ひんぷ)
貧しいことと富んでいること。
貧乏人と金持ち。
(出典:Wiktionary)
貧
常用漢字
小5
部首:⾙
11画
富
常用漢字
小4
部首:⼧
12画
“貧”で始まる語句
貧
貧乏
貧乏人
貧窮
貧弱
貧民窟
貧民
貧乏徳利
貧窶
貧苦