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邪氣
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じやき
ふりがな文庫
“
邪氣
(
じやき
)” の例文
新字:
邪気
本草家峠宗壽軒の
煎
(
せん
)
じた藥湯、別に何の藥と言ふでもありませんが、神氣を
爽
(
さはや
)
かにして、
邪氣
(
じやき
)
を拂ふ程度のもの、唇のところへ持つて行くと、高價な藥の匂ひがプーンとします。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
二日
(
ふつか
)
も
三日
(
みつか
)
も
同
(
おな
)
じやうな
御惱氣
(
ごなうけ
)
の
續
(
つゞ
)
いた
處
(
ところ
)
、
三月
(
さんぐわつ
)
十日
(
とをか
)
、
午後
(
ごご
)
からしよぼ/\と
雨
(
あめ
)
になつて、
薄暗
(
うすぐら
)
い
炬燵
(
こたつ
)
の
周圍
(
しうゐ
)
へ、
別
(
べつ
)
して
邪氣
(
じやき
)
の
漾
(
たゞよ
)
ふ
中
(
なか
)
で、
女房
(
にようばう
)
は
箪笥
(
たんす
)
の
抽斗
(
ひきだし
)
をがた/\と
開
(
あ
)
けたり
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
も
打渡
(
うちわた
)
り箱根の
峠
(
たうげ
)
も難なく越え藤澤の
宿
(
しゆく
)
に
泊
(
とま
)
りたる其夜友次郎は
俄
(
にはか
)
に
熱氣
(
ねつき
)
強
(
つよ
)
く起り
悶
(
もだ
)
え苦みけるにぞお花の驚き一方ならず
土地
(
ところ
)
の醫者を頼みて見せけるに是は
大暑
(
たいしよ
)
の時分に道中を
爲
(
し
)
給ひし故
邪氣
(
じやき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
邪
常用漢字
中学
部首:⾢
8画
氣
部首:⽓
10画
“邪氣”で始まる語句
邪氣無