“命(い)” の例文
もし芥種(からしだね)のごとき信仰あらば、この山に移りてここよりかしこに移れと命(い)うとも、かならず移らん、また汝らに能(あた)わざることなかるべし
二人の兄たちは、急に人数がふえて、狭苦しくなったので、新しい家(うち)をたててもらおうと思って、木を伐れとイワンに命(い)いつけたところでした。
イワンの馬鹿 (新字新仮名) / レオ・トルストイ(著)
「すべて、女将の才覚にまかそう。——ちょうど時間がきたな、懇話会へ行かなければならん。馬車を命(い)ってくれ」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
アルマンが「何か御(ご)本でも読みませうか」と云ふと「いや、書物はよしませう。其れよりカトリヌに命(い)ひつけて、あの幾つかの箱からわたしの衣類(きるゐ)を出して其処(そこ)等へ陳(なら)べて御呉(おく)れ」
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
それで早速此仕事を忠公に命(い)い付けた。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
するとシモンの兵隊は、その大ぜいの藁兵にとりかこまれて、すっかりおそれてしまった。シモンは打てと命(い)いつけた。ところが鉄砲も大砲も弾丸(たま)が出なかった。
イワンの馬鹿 (新字新仮名) / レオ・トルストイ(著)
おれの家来に命(い)いつける
イワンの馬鹿 (新字新仮名) / レオ・トルストイ(著)