“けいか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軽舸29.6%
経過18.5%
荊軻18.5%
經過11.1%
硅化3.7%
蛍火3.7%
螢火3.7%
軽軻3.7%
輕舸3.7%
馨架3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、あとでは曹操も気がついたのであろう、無数の軽舸けいかをもって追撃させたが、孔明はさっそくゆうべから無数に獲た矢をもって射返した。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
叫哭きょうこくしたくてたまらなかったときに叫哭きょうこくしえないで、叫哭すべき時期じき経過けいかしたいまは、かなしい思いよりは、なさけなく腹立はらだたしさにのぼせてしまった。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
あるいは伍子胥ごししょとなっておのが眼をえぐらしめ、あるいは藺相如りんしょうじょとなって秦王しんおうしっし、あるいは太子丹たいしたんとなって泣いて荊軻けいかを送った。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
あれよ/\とみてゐると水煙みづけむりきゆうおとろくちぢて噴出ふんしゆつ一時いちじまつてしまつたが、わづか五六秒位ごろくびようくらゐ經過けいかしたのちふたゝはじめた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
流紋りゅうもん凝灰岩だ。凝灰岩の温泉おんせんため硅化けいかけたのだ。〕
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
はかるに、汝らは腐草ふそう蛍火けいか、明滅みな実なし、いかでわが皎々こうこうたる天上の月照に及ばんや
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「参考の為めに話して聞かせようか。入学試験に出るかも知れないよ。車胤しゃいん、貧にして常に油を得ず。夏月かげつ練嚢れんのうに数十の螢火けいかを盛り、書をてらして読む。夜を以て日に継ぐ。うだね?」
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
名花珍草をもって軽軻けいかを飾るに趣向をもってし、新奇を競い、豪奢を誇り、わずか数時間のお馬車の遊行に、数万フランをなげうって恬然てんぜんたるは常住茶飯事まいどのこと
白髮は死の花にして、その咲くや心の火は消え、血は氷とならんとす。來れ、彼輕舸けいかの中に。二人はそのおほひの下に隱れて、窓を塞ぎ戸を閉ぢ、人の來りうかゞふことを許さゞらん。
その他、なお、舎利塔、位牌、如意、持蓮じれん柄香炉えこうろ常花とこはなれい五鈷ごこ、三鈷、独鈷とっこ金剛盤こんごうばん、輪棒、羯麿かつま馨架けいか雲板うんばん魚板ぎょばん木魚もくぎょなど、余は略します。