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膸
ふりがな文庫
“膸”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ずゐ
42.9%
しん
28.6%
ずい
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずゐ
(逆引き)
烈しい
追憶
(
おもひで
)
は、復た/\丑松の胸中を往来し始めた。『忘れるな』——あゝ、その熱い臨終の呼吸は、どんなに深い響となつて、生残る丑松の骨の
膸
(
ずゐ
)
までも
貫徹
(
しみとほ
)
るだらう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
膸(ずゐ)の例文をもっと
(3作品)
見る
しん
(逆引き)
松太郎は、二十四といふ齢こそ人並に喰つてはゐるが、
生来
(
うまれつき
)
の気弱者、
経験
(
おぼえ
)
のない一人旅に今朝から七里余の知らない路を辿つたので、心の
膸
(
しん
)
までも疲れ切つてゐた。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
膸(しん)の例文をもっと
(2作品)
見る
ずい
(逆引き)
牝、牝も骨身……肩、腰、胸、腹、
柔
(
やわ
)
い
膸
(
ずい
)
まで響いてこたえておろうに。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
膸(ずい)の例文をもっと
(2作品)
見る
膸
部首:⾁
17画
“膸”を含む語句
脳膸
血膸玉
脊膸
腦膸
鳳膸
“膸”のふりがなが多い著者
蒲原有明
石川啄木
正宗白鳥
島崎藤村
泉鏡花