“そひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
44.4%
22.2%
蘇飛11.1%
粗鄙11.1%
麁鄙11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片恋のわれをあはれと鈴麦の花さくそひを通ひ来にけり
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
この世の事はこれまでだ、その代り今度の世には、貴様の言つた通り、必ず夫婦に成つて、百歳ひやくまでもそひ、添、添遂そひとげるぞ! 忘れるな、宮。俺も忘れん! 貴様もきつと覚えてゐろよ!
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
檻車かんしゃにほうり込まれて、さきに呉へ護送されていた黄祖の臣——大将蘇飛そひは、呉の総軍が、凱旋してきたと人づてに聞いて
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わが父、孫堅を殺したかたきはこにいれて、本国へ送れ。蘇飛そひの首と二つそろえて、父の墳墓を祭るであろう」と、罵った。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
... 生々せいせいの類、三世神識常に滅せず。およそ善悪をなせば、必ず報応あり。ようやく勝業を積みて、粗鄙そひを陶冶し、無数の形を経て、神明を澡錬そうれんし、すなわち無生に至りて、仏道を得」と
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ジスレリの『文界奇観キュリオシチイス・オヴ・リテラチュール』九版三巻に、欧州で出した『聖書』の翻訳麁鄙そひで、まるで洒落本しゃれぼんを読むごとくしからぬ例を多く出しいるが、たとい原文にそうあったとても典雅荘厳が肝心で