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傍
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ほとり
ふりがな文庫
“
傍
(
ほとり
)” の例文
それはその中の一人が話をはじめたがためであった。その話は神通川の
傍
(
ほとり
)
になったあんねん坊の麓に出ると云うぶらり火のことであった。
放生津物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
竜は腹の中の重味を持ち扱つて愚図/\してゐる間に、激烈な神経衰弱に襲はれて、青い湖の
傍
(
ほとり
)
まで差しかゝると列車が停止するやうに静かに悶死した。
南風譜
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
その
傍
(
ほとり
)
には黒衣めが、興に乗じて躍りゐしのみ、余の獣們は腹を満たして、
各自
(
おのおの
)
棲居
(
すみか
)
に帰りしかば、洞には絶えて
守護
(
まもり
)
なし。これより
彼処
(
かしこ
)
へ向ひたまはば、かの間道より
登
(
のぼり
)
たまへ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
これは一月の十五日に伊豆守が田沼侯へ音物として、『ままごと』に添えてお品殿を、お贈りするのだと推察し、奪い返すことは出来ないまでも、確かめて見ようとこう思い、今宵伊豆守の邸の
傍
(
ほとり
)
へ
十二神貝十郎手柄話
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
傍
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
“傍”を含む語句
近傍
路傍
傍若無人
傍人
傍観
其傍
片傍
傍目
傍輩
傍聞
傍題
傍眼
両傍
傍岡
直傍
傍見
御傍
傍聴
傍視
傍々
...