“両傍”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩傍
読み方割合
りょうわき62.5%
りやうわき25.0%
りょうばた12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云う、南無阿弥陀仏の両傍りょうわきに、あいあい傘の楽書のように、(となえろとなえろとなえろとなえろ、)と蛞蝓なめくじのごとくのたくり廻る。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、小鼻こばな両傍りやうわきからあごへかけて、くちのまはりを、ぐしやりと輪取わどつて、かさだか、火傷やけどだか、赤爛あかたゞれにべつたりとたゞれてた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
お美津、お喜代は、枕の両傍りょうばたへちょいとかがんで、きゅうッきゅうッと真直まっすぐに引直し、小宮山に挨拶をして、廊下の外へ。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)