“湯宿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やど50.0%
ゆやど33.3%
ゆじゅく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
有馬ありま温泉町ゆまちは暮れかけている。池之坊橘右衛門きつえもん湯宿やどへ、いま、ふたりの武士がそっと入った。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この共同湯きようどうゆむかがはは、ふちのやうにまたみづあをい。對岸たいがん湯宿ゆやど石垣いしがきいた、えだたわゝ山吹やまぶきが、ほのかにかげよどまして、あめほそつてる。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
上野駅を一番列車で出発すれば、沼田から途中の湯宿ゆじゅくまで自動車、それからは歩いても其日のうちに三国峠下の法師温泉まで辿り着ける。
三国山と苗場山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)