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傍
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わ
ふりがな文庫
“
傍
(
わ
)” の例文
私は舌をあらしているのに
懲
(
こり
)
もせず、煙草を取り出して火をつけた。そして路の
傍
(
わ
)
きを見ると路に沿って山吹や木苺が叢生していた。
遠野へ
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
その
傍
(
そば
)
に
絹帽
(
シルクハット
)
が二つ並んで、その一つには葉巻の
煙
(
けむ
)
りが輪になってたなびいている。向うの隅に
白襟
(
しろえり
)
の細君が
品
(
ひん
)
のよい五十
恰好
(
かっこう
)
の婦人と、
傍
(
わ
)
きの人には聞えぬほどな低い声で何事か
耳語
(
ささや
)
いている。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
応接間は玄関
傍
(
わ
)
きの奥へ向って細長い室であった。
ガルスワーシーの家
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
傍
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
“傍”を含む語句
近傍
路傍
傍若無人
傍人
傍観
其傍
片傍
傍目
傍輩
傍聞
傍題
傍眼
両傍
傍岡
直傍
傍見
御傍
傍聴
傍視
傍々
...