トップ
>
気先
ふりがな文庫
“気先”の読み方と例文
読み方
割合
きさき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きさき
(逆引き)
「仰せのとおりですが、お
気先
(
きさき
)
の
和
(
やわ
)
らいだ折を見はからって、手前から、そろそろと申しすすめてみましょう。お任せくださいますか」
無惨やな
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
度々
(
たびたび
)
来ているうち、その事もなげな様子と、それから人の
気先
(
きさき
)
を
撥
(
は
)
ね返す
颯爽
(
さっそう
)
とした若い気分が、いつの間にか老妓の手頃な言葉
仇
(
がたき
)
となった。
老妓抄
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
木村も葉子も不意を打たれて
気先
(
きさき
)
をくじかれながら、見ると、いつぞや
錨綱
(
びょうづな
)
で足をけがした時、葉子の世話になった老水夫だった。彼はとうとう
跛脚
(
びっこ
)
になっていた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
気先(きさき)の例文をもっと
(9作品)
見る
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高
“気先”のふりがなが多い著者
三上於菟吉
有島武郎
北原白秋
久生十蘭
岡本かの子