“東京子”の読み方と例文
読み方割合
とうきょうっこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もう冷かすのはよし給え。知らない人ばかりの宴会だから、恩典に浴したくなかったのだ。僕はこんな会へ来たら、国のことばでも聞かれるかと思ったら、皆東京子とうきょうっこになってしまっているね」
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
路々みちみち唐黍とうきび畑も、おいらんそうも、そよりともしないで、ただねばりつくほどの暑さではありましたが、煙草たばこを買えば(私が。)(あれさ、こまかいのが私の方に。)と女同士……東京子とうきょうっこは小遣を使います。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)