“人(ふと)” の例文
「汝(にし)何処の人(ふと)だかね? ワルソウの人(ふと)だか、それとも更(もつ)と遠くの人(ふと)だか? いつから煉瓦積になつたのけ?」
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)
商売にする人(ふと)が暇さえあれば山さ突っぱしるだから怪体(けたい)だあてばさ。いい人でもいるだんべさ。は、は、は、‥‥。うんすら妬(や)いてこすに、一押し手を貸すもんだよ
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「この人(ふと)は。馬鹿吐(こ)くでねえ。俺(おら)の年でハア、惚れるのなんのちゅう事があるもンけえ」
青服の男 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)