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人
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うど
ふりがな文庫
“
人
(
うど
)” の例文
掛り
人
(
うど
)
のやうな奉公人のやうな、店中の者に
羨
(
うら
)
やまれる樂な奉公をさして頂き、それから引續いて、今の御主人の厄介になつて居ります。
銭形平次捕物控:275 五月人形
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一種の
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
としてお筆は溝口家に身を寄せることになったのである。
有喜世新聞の話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「越前屋の先の女房の母親で、死んだお菊の祖母さんだが、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
に違ひないから、後添ひの今の
内儀
(
おかみ
)
とは、どうもしつくり行かない樣子だ」
銭形平次捕物控:230 艶妻伝
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一種の
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
としてお筆は溝口家に身を寄せることになったのである。
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
お富といふのは二十七八の平凡な女で、これは出戻りの
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
、皆んなと一緒に寶掘りをやつて居たといふだけのことです。
銭形平次捕物控:301 宝掘りの夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
この上は主人の鈴川
主水
(
もんど
)
と、かゝり
人
(
うど
)
の杵太郎に逢つて、訊けるだけを聽き出し、それから證據を
手繰
(
たぐ
)
るほかはありません。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
主人の
甥
(
をひ
)
——と言つても義理の甥なんださうで、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の與茂吉、二十二三の良い若い者ですが、少しばかり學があつて、筆跡が良いから帳面を
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
主人の
甥
(
おい
)
——と言っても義理の甥なんだそうで、
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
の与茂吉、二十二三の良い若い者ですが、少しばかり学があって、筆跡が良いから帳面を
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
のお半というのは無類のお人好しで、顔はまずいが気立ての良い女だ。染五郎とお絹のことというと夢中になる」
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
のお半といふのは無類のお人好しで、顏はまづいが氣立ての良い女だ。染五郎とお絹のことといふと夢中になる」
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「近所で知らない者はありやしません。あの殺されたお駒といふのは、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
には違ひないが、二年も前から、伜の習之進と夫婦だつたんですぜ」
銭形平次捕物控:279 持参千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それをなだめて引退らせると、つづいて自分から進んで、
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
の寺本山平という浪人者が逢いたいと言って来ました。
銭形平次捕物控:116 女の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
もう一人はお半と言つて丸屋の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
ですが、死んだ六兵衞の女房の
姪
(
めひ
)
で、取つて二十二になる小意氣な年増女です。
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
もう一人はお半といって丸屋の
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
ですが、死んだ六兵衛の女房の
姪
(
めい
)
で、とって二十二になる小意気な年増女です。
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それから、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の
杵
(
きね
)
太郎。まだ十六、七の若衆姿で、きりゝとした、苦味走つた良い男。人によつては、此方の方が良いといふかも知れません」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
もう一人は
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の若い浪人者、
庵
(
いほり
)
平太郎といふ人が八王子まで搜しに行つて見付けて來たお舟といふ娘ですがね。
銭形平次捕物控:175 子守唄
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それじゃ他のことを訊くが——あのお茂与という女は、この家の何だえ。
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
のようでもあり、召使のようでもあり、親類のようでもあるが——」
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それからもう一人、主人大坪石見の
甥
(
をひ
)
で、宇佐川鐵馬といふ
尤
(
もつとも
)
らしい四十男が、小峰右内の手傳ひをして、十年越し此屋敷の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
になつて居ります。
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それを迎へて一番喜んだのは許嫁のお延で、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の清五郎、傳四郎の妹のお吉も、不幸中にホツとした樣子です。
銭形平次捕物控:166 花見の果て
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
二人の若い女といふのは、嫁のお玉と、かゝり
人
(
うど
)
のお鐵で、これは下女代りに働いて居る女と後でわかりました。
銭形平次捕物控:279 持参千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「上總屋の
姪
(
めひ
)
で、掛り
人
(
うど
)
になつてゐるお紋といふ、少し
鐵火
(
てつくわ
)
だが、滅法綺麗なのが、向柳原の叔母の知合ひで」
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「清水和助といふ町一番の大地主で、
苗字
(
めうじ
)
まで名乘る家の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
、お夏といふ十八になる娘が盜まれましたよ」
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「清水和助という町一番の大地主で、
苗字
(
みょうじ
)
まで名乗る家の
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
、お夏という十八になる娘が盗まれましたよ」
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それぢや他のことを訊くが——あのお
茂與
(
もよ
)
といふ女は、この家の何んだえ。
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
のやうでもあり、召使ひのやうでもあり、親類のやうでもあるが——」
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
支配人半九郎、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
與七、手代榮吉、下女お文、お今——などの身許調べは下つ引五六人を狩り出して、手一杯に働かせたことは言ふまでもありません。
銭形平次捕物控:132 雛の別れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手代の與左吉、下女のお作、これは寶掘りのチヤムピオンで、それに
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
のお富、養子の草之助、
居候
(
ゐさふらふ
)
の吉太郎まで、ぞろ/\とつながつて歸りました。
銭形平次捕物控:301 宝掘りの夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
主人夫婦始め、娘のお清も、掛り
人
(
うど
)
の瀧山誠之進も、下女のお近も、床へ入つたのは
子刻
(
こゝのつ
)
(十二時)近い頃。
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それからもう一人、主人大坪石見の
甥
(
おい
)
で、宇佐川鉄馬というもっともらしい四十男が、小峰右内の手伝いをして、十年越しこの屋敷の
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
になっております。
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
支配人半九郎、
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
与七、手代栄吉、下女お文、お今——などの身許調べは下っ引五六人を駆り出して、手いっぱいに働かせたことは言うまでもありません。
銭形平次捕物控:132 雛の別れ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
だが、遠縁の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
清五郎と、
鳶頭
(
とびがしら
)
の文次は早くも橋番所に駈けて行きました。その間に柳屋の幸七は
銭形平次捕物控:166 花見の果て
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お勝手に居た
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
のお鐵といふのが、一緒に飛込んで介抱したが、もう虫の息も無かつたといふことで
銭形平次捕物控:279 持参千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の杉本殿が自害をして相果てたが、御隱居の大奧樣が、一應調べて頂きたいと仰しやるのでな。
銭形平次捕物控:216 邪恋の償ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それが濟むまではお
葬
(
とむら
)
ひの支度も出來ず、人々はたゞザワザワと騷ぐだけ、御近所の衆は、一應顏を出して居る樣子ですが、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
で遠縁のお谷が、一手に引受けて
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それは佐渡屋の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
、色白で可愛らしい——その癖、先の日、平次の周到な調べに逢つても、少しも冷たさを緩和しなかつた、あのお夏の取亂した姿だつたのです。
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「縁側の雨戸に締りがなかつたので、不思議に思つて調べて見ると、甥の音次郎と遠縁の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
お京の姿が見えないばかりでなく、お京の部屋から書き置きが出て來た」
銭形平次捕物控:218 心中崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
飛んで來たのは、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の喜八郎と、今起きたらしい、
伜
(
せがれ
)
の久太郎でした。大地の上を泳ぎ廻るお竹を掻きのけて、
朝陽
(
あさひ
)
が一パイに入つて居る、下男部屋を一と眼——。
銭形平次捕物控:246 万両分限
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「すると、お孃樣と、手代の新六郎さんと、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
のお銀さんは、
從兄妹
(
いとこ
)
同士になるわけで?」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
姪
(
めひ
)
のお梅といふので——姪といつてはゐるが遠い縁續きの女ださうで此家の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
ですよ」
銭形平次捕物控:162 娘と二千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今朝
麻布
(
あざぶ
)
に不思議な殺しがあつたんですよ——六本木の大黒屋清兵衞の伜の清五郎が、軒の下に
芋刺
(
いもざし
)
になつて死んでゐて、
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の何んとかいふ娘に下手人の疑いが掛つたから
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
増田屋の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
で、近頃來たばかりの浪人者——用人棒といふにしては人柄の良い、
椿三千麿
(
つばきみちまろ
)
といふ若い武家が、外から歸つて來て、庭木戸の外から此
體
(
てい
)
を見た、月が良いから
銭形平次捕物控:261 弱い浪人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お
婿
(
むこ
)
さんの眞太郎さんは、好い男だけれど生れつき身體が弱い上に、——お
舅
(
しうと
)
さんの八郎兵衞さまは、そりや良いお年寄だけれど、
小姑
(
こじうと
)
や、かゝり
人
(
うど
)
が三人もあるんですもの」
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
もう一つは
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
の浅井朝丸で、これは文字もあり、腕もよく、ひとかどの人間には違いありませんが、少し道楽が過ぎるので、お勇には受けが悪く、一時は若葉を妻に申受けて
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
心
(
しん
)
の
病
(
やまひ
)
の持病があつて、寢たり起きたり、奧は若くて美しい後妻のお
濱
(
はま
)
が
采配
(
さいはい
)
を振ひ、店は叔父と言つても、遠縁の掛り
人
(
うど
)
惠
(
けい
)
之助と、働き者の手代の喜三郎に任せて、手堅い商賣と
銭形平次捕物控:298 匕首の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
の浅井朝丸様、殿様の遠い
甥御
(
おいご
)
じゃ、これは二十七歳、文武の心得もある」
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の淺井朝丸樣、殿樣の遠い
甥御
(
をひご
)
ぢや、これは二十七歳、文武の心得もある」
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
格子戸を開けて轉げ込んだのは、大黒屋の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
、お北の妹のお吉だつたのです。
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それから平次は
掛
(
かか
)
り
人
(
うど
)
の浅井朝丸に逢いました。二十七八の
髯跡
(
ひげあと
)
の青々とした
好
(
よ
)
い男、学問も武芸も相当らしく、わけても銭形平次の近頃の働きにすっかり夢中になっている様子です。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それから平次は
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の淺井朝丸に逢ひました。二十七八の
髯跡
(
ひげあと
)
の青々とした好い男、學問も武藝も相當らしく、わけても錢形平次の近頃の働きにすつかり夢中になつてゐる樣子です。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
の針目正三郎では、どんなに石田清左衞門を邪魔にしたところで、東照宮御聲掛の石田
帶刀
(
たてはき
)
を祖先に持ち、先代の愛臣——用人とは言ひ乍らも、公儀に知られた名士石田清左衞門に
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「左隣には菊屋の
掛
(
かゝ
)
り
人
(
うど
)
で、遠縁の清五郎、右隣には柳屋の幸七が居たさうです。清五郎の左は五人の若い娘達、幸七の右隣には、番頭の孫作や、鳶頭の文次、手代の伴造などが居たやうで」
銭形平次捕物控:166 花見の果て
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“人”を含む語句
良人
主人
大人
美人
情人
巨人
人間
夫人
何人
他人
老人
家人
支那人
狂人
人形
日本人
商人
一人
婦人
旅人
...