“うど”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウド
語句割合
41.3%
独活38.8%
獨活11.3%
鵜戸3.8%
有渡2.5%
土当帰1.3%
宇土1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「清水和助といふ町一番の大地主で、苗字めうじまで名乘る家のかゝうど、お夏といふ十八になる娘が盜まれましたよ」
かゝうどのお半といふのは無類のお人好しで、顏はまづいが氣立ての良い女だ。染五郎とお絹のことといふと夢中になる」
俗に独活うどの大木などという形ばかりいかめしくて弱いものを、栃木県あたりではイモガラボクトといってあざけっている。
豊脆な独活うどわらびの味噌汁に舌鼓を打ちつつ、雪の峠を横断しては温泉から温泉へと辿り歩いた奥上州の暢気だった旅。
冬の山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
おもひのまゝ枝葉えだはひろげた獨活うど目白めじろあつまつてくのが愉快ゆくわいらしくもあれど
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
後、庭に降りて筧の前で顏を洗つて居ると爺さんは青々とした野生の獨活うどを提げて歸つて來た。斯んなものも出てゐたと言ひながら二三本の筍をも取出して見せた。
山寺 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
うるはしき鵜戸うどの入江の懷にかへる舟かも沖に帆は滿つ
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
鵜戸うどいはや
青い眼の人形 (新字新仮名) / 野口雨情(著)
三保みほの入江にけぶり立ち、有渡うどの山かげおぼろにして見えわかず、袖師そでし、清水の長汀ちやうてい夢の如くかすみたり。
清見寺の鐘声 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
不二見ると君が住みたる有渡うどの山不二の眺めのまことよろしも 日近上人
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
刺身比目魚ひらめ黒鰻まぐろ大平おほひら鯛麪たひめん旨煮うまに烏賊牛蒡土当帰うど
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
更に近間ちかま宇土うど半島と並んで、熊本の金峰きんぶ山が、その上半部を最も濃い桔梗色にぼかしているのが目につく。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
有明海を隔てて一眸いちぼううち肥筑ひちくの山野、墨絵のごとく有明海に斗出としゅつしている宇土うど半島、半島の突端からつづく天草列島——盆景の小島の如く浮んでいる島の数の如何いかに多いことよ。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)