“人(ビト)” の例文
地下(ヂゲ)の召(メ)し人(ビト)の歌よみが、おれの三十になつたばかりの頃、「昔見し舊(フル)き堤は、年深み……年深み、池の渚に、水草(ミクサ)生ひにけり」
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
天使の、はる/″\下り給へりける、あやしきしはぶるひ人(ビト)ども、あつまりゐる中にうちまじりつゝ、御けしきをがみ見まつる
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
地下(ヂゲ)の召(メ)し人(ビト)の歌よみが、おれの三十になつたばかりの頃、「昔見し舊(フル)き堤は、年深み…年深み、池の渚に、水草(ミクサ)生ひにけり」
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
あの圓滿(ウマ)し人(ビト)が、どうしてこんな顏つきになるだらう、と思はれる表情をすることがある。其面(オモ)もちそつくりだ、と尤らしい言ひ分なのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
あの圓滿(ウマ)し人(ビト)が、どうしてこんな顏つきになるだらう、と思はれる表情をすることがある。其面(オモ)もちそつくりだ、と尤らしい言ひ分なのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
あの円満(ウマ)し人(ビト)が、どうしてこんな顔つきになるだらう、と思はれる表情をすることがある。其面(オモ)もちそつくりだ、と尤(モツトモ)らしい言ひ分なのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
にいる人(ビト)の場合も同様で、村の中堅たる若衆を組織し、一つの信仰を土台として、新しい人の手で古い村の生活を古い儘に伝へて行かせようとするのである。
一つは「夢流し(初夢の原形)」、他は、前に書いた「斎(ユ)の木(キ)の祝言」である。此等の為事は、思ふに、古くから一部さむらひ人(ビト)の附帯事務であつたらしい。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
横佩墻内(ヨコハキカキツ)に住む限りの者は、男も、女も、上(ウハ)の空になつて、洛中洛外を馳せ求めた。さうした奔(ハシ)り人(ビト)の多く見出される場處と言ふ場處は、殘りなく搜された。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
横佩墻内(ヨコハキカキツ)に住む限りの者は、男も、女も、上(ウハ)の空になつて、洛中洛外を馳せ求めた。さうした奔(ハシ)り人(ビト)の多く見出される場處と言ふ場處は、殘りなく搜された。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
横佩墻内(ヨコハキカキツ)に住む限りの者は、男も、女も、上(ウハ)の空になつて、洛中洛外を馳(ハ)せ求めた。さうした奔(ハシ)り人(ビト)の多く見出される場処と言ふ場処は、残りなく捜された。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
多聞天は、大師(タイシ)藤原ノ恵美中卿(ヱミチユウケイ)だ。あの柔和な、五十を越してもまだ、三十代の美しさを失はぬあの方が、近頃おこりつぽくなつて、よく下官や、仕(ツカ)へ人(ビト)を叱るやうになつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)