“釦金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とめがね50.0%
かけがね16.7%
ぼたん16.7%
クラスプ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ボーヴェエ氏が強く主張している一つのことは、靴下留めを縮めるためにその釦金とめがねがずらしてあったということである。これはなんにもならぬ。
「オイ、お前はとにかく、友人の処へ手紙をやったらどうか、頸飾りの釦金かけがねが壊れたから直しにやってあるとでも書いて、——え、その内には如何にか工夫のたつまいものでもない」
頸飾り (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
なぜなら、コペンハアゲンそのものが「こまかい花文字でべったり書かれて、唐草模様アラベスクの獣皮の表紙に真鍮の鋲を打ち、ゴセックふうの太い釦金ぼたんで綴じてある」
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
それに唐草アラベスクの模様があって、まわりに真鍮のびょうが光っていた。ゴセック式の大きな釦金クラスプがそのまま製本の役をつとめていた。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)